簿記と会計の違いを知れば、会計人としての次のステップが見えてくる⁈

簿記とは、取引を通じて、金銭の収支を日々具体的に記録し、後にその記録を元に帳簿を作成し、最終的に決算書を作成する一連の作業のことを言います。

英語では、「Bookkeeping」と言い、日本語で直訳すると、「帳簿に(取引を)書き留めること」と訳すことができます。

更に、この単語を分解すると、「Book」と「Keep」、「Ing」に分けることができ、「Book」は帳簿、「Keep」は保持する・留める、「Ing」は「Keep」を動詞から名詞にする変換する役割を担っており、かつ人が帳簿に日々の取引を記録する動作を表しています。

このように、簿記は、決算書を作成する一連の作業のことを指しますが、歴史があります。
時は、現在からおよそ600年前。イタリアのヴェネツィアでは、商人たちの間で「借方」「貸方」という考え方が誕生しました。

当時商人たちは、この手法を用いて、取引における金銭のやり取りを記録していました。この考え方が、現代における簿記(複式簿記)の起源となったのです。

 

では、次に会計とは何なのかをご説明します!
会計とは、企業や会社、公的機関が、日々経済活動における取引を記録し、そこから判明する事実を利害関係者に報告する一連の行為のことを指します。
英語からも会計について見てみましょう。

「会計」を英語に訳すと「Accounting」であり、この単語を分解すると、「Account」と「Ing」に分けられます。

この「Account」を熟語に直すと、「Account for」になり、「説明責任を果たす」という意味になります。

つまり、「簿記と会計の違い」とは、説明することにあるのです。

 

簿記について知り、学び、活用する。ここまでが簿記であり、簿記の知識を駆使し、株主に説明責任を果たすことが会計なのです。
私たちの事務所のスタッフは、株主に対して『説明責任』を果たすことを肝に銘じて、日々業務に臨んでいます。

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