自動車税と消費税

 
とうとう4月から消費税が8%へ増税されます。
 
年明けからテレビの情報番組では【買いだめするとお得なもの】特集が組まれています。
 
確かに一般消費者としては、消費税の増税分3%がそのまま負担増になりますから、3月中に買いだめできる日用品や、時計や貴金属などの高額商品を購入する人も多いでしょう。
 
高額商品としては自動車もそのひとつですが、自動車に対する取得税は4月から現行の5%から3%(営業用車及び軽自動車は3%から2%)へ税率が引き下げられ、さらにエコカー減税も拡充されるので、4月以降に購入する方が有利な場合があります。
 
消費税増税分3%から自動車取得税減税分2%を引いたら結局1%増税ですから、単純に税金だけを考慮すると3月中に購入する方が有利だと考えられますが、それはあくまでも一般消費者としての話。
 
事業者として自動車を購入する場合を考えてみましょう。
 
事業者といっても、新設法人又は2年前の売上高が1000万円未満のため消費税を納めなくてよい【免税事業者】や、消費税の課税事業者でも簡便的な計算方法【簡易課税】を選択している事業者であれば、消費増税の影響は一般消費者と同じです。
 
しかし、【本則課税】で計算している課税事業者は、消費税については増税分の3%は自動車の販売店に支払ますが、同じ分だけを仕入にかかる税額として控除されるので、税務署へ納める消費税は減るため、事業者の負担は実質変わらないのです。
 
つまり、自動車を購入する際は、消費税アップの影響は受けないので、4月以降に購入した方が自動車所得税の減税分だけ有利ということになります。
 
これはあくまでも税金だけを考慮した場合の話ですが、一般消費者の駆け込み購入が増加すれば、4月以降の需要が減退するので車本体が値下げされることも期待出来ます。
 
自動車に関しては、購入の他にリース契約での取得もあります。いずれにしても大きな金額の決済となりますので、まずは、税理士法人Right Hand Associatesまでご相談下さいませ。
 
 
 
 
<<私たちの事務所について>>
 
こんにちは。税理士法人Right Hand Associatesです。
 
ようやく春めいてまいりました。春は別れと出会いのシーズンですが、学校を卒業してから20年近く経った今では、新しい環境が始まる期待と不安で胸がドキドキ感からすっかり遠ざかってしまいました。
 
ところで、このたび税理士法人Right Hand Associatesでは、大学生をインターンシップとして採用することを始めました。
 
アルバイトだとお金を得ることが目的になるので、作業に対して使った時間を対価とすることから、ある程度決められた作業しか与えられませんが、インターンシップの場合、会計事務所の仕事を見て聞いて経験してもらうことが目的なので『仕事とは何か、社会とは何か』を知ってもらい『サービスを受け取る側から提供する側』へ意識が少しずつ変わっていくと嬉しいです。
 
私は現役の大学生と接することで、遠ざかっていたドキドキ感をちょっとだけ思い出せました。
 
在学中に自身の専攻や将来のキャリアに関連した就業経験を行なうことで、高い就業意識を持った社会人になって欲しいです。
 
 
 
 
<<編集後記(今月のスタッフ日記)>>
 
今月の終わりに、母と2人で紀伊半島へ2泊3日で旅行に行く計画をしています。
 
一昨年に母が心筋梗塞で入院してから、孝行したいときに親はなしということわざが頭をよぎって、年に3回は母と2泊3日で、年に1度は父と海外へ一緒に旅行をしています。
 
母とは女同士、食べ物や船越栄一郎で盛り上がりながら、神社仏閣参拝&温泉をメインとした旅行を。
 
父とは社会で働くもの同士として、仕事の話や世界情勢の話で盛り上がりながら、世界遺産を観に行く旅行を。2人とも次はどこへ連れて行ってくれるのだろうと毎年楽しみにしているようなので、ここで止めるわけにもいかず(笑)
 
親孝行しなければと、慌てて誘い始めた親子旅ですが、実は私が一番楽しみにしているのかもしれません。
 
 

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