アイスクリームがおすすめ?!あらためてふるさと納税を考える

今回ははふるさと納税についてとりあげたいと思います。2008年から始まったふるさと納税制度、ずいぶんと認知度もあがり、また様々な改正が行われその制度自体も変容していっております。
 
正しく利用すれば大変お得な制度になりますが、気をつけるべき点が何点かございますので、今回はあらためてご紹介するとともに、私の個人的なおすすめ返礼品などもご紹介させて頂きます!!
 
 
【いくらまでふるさと納税できるの?】
これは皆さん一番気になるところかと思います。
ふるさと納税は寄付ですので、いくらでも支払うことは可能です。
ただ、税金から引くことができる金額に制限があるので、その制限を超えた部分は純粋な寄付になり自分の税金が安くなることはない、という形になっております。
 
その制限の金額ですが、
総務省のふるさと納税の紹介ページに計算方法が載っております。
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/deduction.html
↓↓↓(以下抜粋)
 
 
①所得税からの控除 = (ふるさと納税額-2,000円)×「所得税の税率」
所得税からの控除額は、上記①の計算式で決まります。
なお、控除の対象となるふるさと納税額は、総所得金額等の40%が上限です。
 
住民税からの控除には「基本分」と「特例分」があり、それぞれ以下のように決まります。
 
②住民税からの控除(基本分) = (ふるさと納税額-2,000円)×10%
住民税からの控除の基本分は、上記②の計算式で決まります。
なお、控除の対象となるふるさと納税額は、総所得金額等の30%が上限です。
 
③住民税からの控除(特例分) = (ふるさと納税額 – 2,000円)×(100% – 10%(基本分) – 所得税の税率)
住民税からの控除の特例分は、この特例分が住民税所得割額の2割を超えない場合は、上記③の計算式で決まります。
上記③における所得税の税率は、個人住民税の課税所得金額から人的控除差調整額を差し引いた金額により求めた所得税の税率であり、上記①の所得税の税率と異なる場合があります。
 
③’住民税からの控除(特例分) = (住民税所得割額)×20%
特例分(③で計算した場合の特例分)が住民税所得割額の2割を超える場合は、

上記③’の計算式となります。

この場合、①、②及び③’の3つの控除を合計しても(ふるさと納税額-2,000円)の全額が控除されず、実質負担額は2,000円を超えます。
 
 
↑↑↑↑(抜粋終了)
 
 
ややこしいですね!?!?
所得税と住民税に日々慣れ親しんでいる私でも、計算するのがちょっと嫌になってきます。
あーめんどくさい!というそんな方の為に上記ページをスクロールしますと

おおよその目安がのっておりますので参考にされてください。

 
 
 
【住宅ローン控除を受けている人は注意】
住宅ローン控除を受けている場合、ふるさと納税との併用は可能です。
ただし、住宅ローン控除は、所得税から引ききれなかった場合住民税からの控除が可能であるという制度になっております。
さらにその時に控除できる金額に制限がかかるため、ふるさと納税で所得税額が減額されていると控除の枠が小さくなる可能性があります。
上記影響を避けるためには、ふるさと納税の「ワンストップ特例制度」を利用されるのがお勧めです。
「ワンストップ特例制度」を利用されると、ふるさと納税が所得税額に影響しないため、
住民税の控除の枠が小さくなるということは無いためです。
 
 
 
 
【送料が高い商品がねらい目?】
2019年6月にふるさと納税の返礼品に制限がかかり、あまりに逸脱していると総務省からふるさと納税の指定地方団体から外されるという運用に変更になりました。
 
① 寄附金の募集を適正に実施する地方団体
② (①の地方団体で)返礼品を送付する場合には、以下のいずれも満たす地方団体
・返礼品の返礼割合を3割以下とすること
・返礼品を地場産品とすること
 
が条件です。返礼品の返礼割合を3割以下とすることという3割基準は話題になりましたね。
この3割基準ですが、実は「調達原価」が3割という基準になっております。
いわゆる仕入れ価格ですね。
ですので、実は自治体→個人への送料はこの3割に含まれないという解釈のようなのです。
ですので商品代+送料は3割を超えているものもあると思われます。
となると
 
・クール宅急便
・大きいもの、重いもの
 
などで送られてくるものはお得度が高いと考えられます。
 
 
 
 
【統一の規格があるものがおすすめ!?】(※個人の見解です)
送料のことを知った私は、クール宅急便で送られてくるお肉などをいくつかふるさと納税を使って注文しました。ところが、送られてきたものが、微妙に端っこというか、売り物の残り、感のあるものでした。
たまたま、かもしれませんが通信販売は対面販売と違って発送側が送るものを恣意的に選ぶことが可能ですので、あまり当たりではない部分がくることもあるなと感じました。
ですので、私の個人的なおすすめは、商品内での品質のばらつきが少ないもの!です。
かつ送料が高めのもの…となると、
 
お米!アイスクリーム!生チョコ!(食べ物ばかりですいません)がわたしのふるさと納税のレギュラーになっております。
 
 
 
 
【モノ以外のものも】
ふるさと納税には色々な美味しい返礼品をもらえるタイプのものだけではなく、色々な活動に協力するタイプのものもあります。
一例ですが、広島県神石高原町では保護された犬を殺処分せず新しい飼い主を探す活動に使うための寄付を、ふるさと納税という形で行うことが可能です
 https://www.furusato-tax.jp/gcf/1012
自分の応援したい活動がある場合お勧めです!
 
 
 
 
【自分の住んでいる自治体に】
ふるさと納税は自分が納める住民税が安くなりますが、それはすなわち今住んでいる自治体の税収が↓↓ダウンするということになります。
日々の生活を支えてくれている公共サービスのために、あえてふるさと納税をしないという選択肢も…
 
あらためてふるさと納税について考えてみました。いかがでしたでしょうか。
ふるさと納税をされた場合、確定申告や、ワンストップ特例制度の手続きはお忘れなく!

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