多様化する税金の納付?便利さで選ぶか、ポイントで選ぶか、あなたはどっち派?
「ダイレクト納付」と「クレジットカード納付」
国税がクレジットで納付できるようになりましたが、従来からあるダイレクト納付とはどう違うのでしょうか?
①利用開始にあたり
・ダイレクト納付
まずe-taxの利用を開始し、所轄税務署に「ダイレクト納付利用届」を提出します。
ダイレクト納付は利用開始届を提出してからダイレクト納付の利用が可能となるまでには、おおむね1か月程度かかります。
・クレジットカード納付
利用開始にあたっての届出書は必要ありません。
②利用できる税目
・ダイレクト納付
全ての税目が利用できます。
電子申告等が可能な税目(源泉所得税及び復興特別所得税、法人税、消費税及び地方消費税、申告所得税及び復興特別所得税、酒税、印紙税など)が対象ですが、納付情報登録行うことにより全税目について利用が可能です。
・クレジットカード納付
申告所得税及び復興特別所得税
消費税及び地方消費税
法人税(連結納税を含む)
地方法人税(連結納税を含む)
相続税
贈与税
源泉所得税及び復興特別所得税
源泉所得税
申告所得税
復興特別法人税(連結納税を含む)
消費税
酒税
たばこ税
たばこ税及びたばこ特別税
石油税
石油石炭税
電源開発促進税
揮発油税及び地方道路税
揮発油税及び地方揮発油税
石油ガス税
航空機燃料税
登録免許税(告知分のみ)
自動車重量税(告知分のみ)
印紙税
※源泉所得税及び復興特別所得税」及び「源泉所得税」の納付については、e-Taxにおいて、徴収高計算書データを送信した後、メッセージボックスに格納される受信通知から「国税クレジットカードお支払サイト」へアクセスする方法により、納付が可能です。
③納付金額の制限
・ダイレクト納付
制限はありません。
・クレジットカード納付
1,000万円未満、かつ、利用するクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料含む)です。
④利用可能時間
・ダイレクト納付
通常期は、月曜日~金曜日の8時30分から24時(祝日等及び12月29日~1月3日を除きます。)です。
なお、利用可能時間は、確定申告期などの利用者増加が見込まれる時期に延長する場合やメンテナンス作業等により変更する場合がありますので、事前にe-Taxホームページでご確認いただくのがよいと思います。
・クレジットカード納付
夜間休日を問わず、24時間いつでもご利用が可能です。
※e-Taxからアクセスする方法によりクレジットカード納付を利用する場合は、e-Taxの利用可能時間内に限り、利用が可能です。
⑤決済手数料
・ダイレクト納付
決済手数料はかかりません。
・クレジットカード納付
納付税額が最初の1万円までは76円(消費税別)、以後1万円を超えるごとに76円(消費税別)を加算した金額の決済手数料がかかります。
主に上記のような違いがあります。
ダイレクト納付の方が決済手数料はかからないのですが、利用開始のさいには1月を要すること、利用可能時間が限られていることなどを考慮しますとまずはダイレクト納付の準備をしておいて、急ぎの場合はクレジットカード納付を利用するというのも、ひとつの方法です。
いや、何がなんでもカードのポイントを貯めたい!という方には、もちろんカード納付が、お勧めです。
とはいえカード納付には、上記の手数料がかかるので、どちらがお得か、お手持ちのカード会社のポイント付与率をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか?
なおe-taxのご利用は弊事務所のお客様には必ずご案内をさせていただいております。
ダイレクト納付のご利用も合わせて希望される場合には、どうぞお気軽にご相談ください。
投稿日:2017/7/19
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