成人年齢がかわったけど、国民年金は何歳から何歳まで支払うの?

令和4年の4月より成人年齢が18歳となりました。

お子様がいらっしゃる方は「高校生から国民年金を支払うの?」と不安になった方もいらっしゃったんではないでしょうか?

でも大丈夫です!!

今まで通り国民年金の支払いスタートは20歳からです。

成人年齢が18歳になりましたが国民年金の支払い開始時期は変更ありません。

しかし20歳以上でも学生の方で収入がない方もいらっしゃいます。

学生の場合には「学生納付特例令制度」があります。

この制度を申請すると猶予を受けることができます。

【学生納付特例制度】

学生納付特例制度は前年の所得が基準以下の学生を対象とした、国民年金保険料の納付が猶予される制度です。

●メリット
①老齢基礎年金を受けるために必要な期間(受給資格期間)に参入されます。

②病気や怪我で障害が残ったときに障害基礎年金を受け取ることができます。

*ただし、将来受け取る年金の受給期間には参入されますが、年金額には反映されません。

学生納付特例制度の承認を受けた期間の保険料は10年以内であれば後から納めることができます。

●お申込み方法
申請はお住まいの市町村役所の国民年金窓口です。
*申請書は市役所や年金事務所日本年金機構のホームページでも入手できます。

申請の際には学生証等の学生であることを証明するものが必要です。

そして、国民年金の納付期間は60歳までの40年間となります。

ただし、60歳までに老齢基礎年金の受給資格を満たしていない場合や、40年の納付済期間がないため老齢基礎年金を満額受給できない場合などで年金額の増額を希望するときは、60歳以降でも国民年金に任意加入することができます。

【任意加入制度】
任意加入する条件は次の1から5を全て満たす方などです。

  1. 日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満の方
  2. 老齢基礎年金の繰り上げ支給を受けていない方
  3. 20歳以上60歳未満までの保険料の納付月数が480月未満の方
  4. 厚生年金保険、共済組合等に加入していない方
  5. 日本国籍を有しない方で在留資格が「特定活動(医療滞在)」や
    「特定活動(観光などを目的とするロングステイ)」で滞在する方ではない方

●メリット
①65歳から受け取れる老齢基礎年金を増やすことができます。

②長生きするほど生涯受け取れる年金額も多くなります。

●お申込み方法
お住まいの市町村役所の国民年金窓口です。

基礎年金番号通知書または年金金手帳などの基礎年金番号を明らかにすることができる書類
通帳及び金融機関への届け出印

などが必要になります。

国民年金に関する2つの制度をご紹介しました。

下記の日本年金機構のパンフレットに詳細が載っております。

学生納付特例令制度 https://www.nenkin.go.jp/service/pamphlet/seido-shikumi.files/LN15.pdf

任意加入制度 https://www.nenkin.go.jp/service/pamphlet/seido-shikumi.files/LN06.pdf

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