いまさら聞けない、社会保険料って?
4月、たくさんの人が新社会人としての生活をスタートさせる季節となりました。
初めて受け取る給与明細に心躍らせる反面、初めて見る用語にハテナを浮かべることもあるかと思います。
その中で「社会保険料」について、これから知る人、はたまた今さら聞けない人に向けて、
今一度、どういうものなのか、どうやって計算されているのかについてまとめてみますので、
よろしければご一読ください。
<社会保険料とは?>
社会保険料とは、病気やケガ、老後、失業など「もしものとき」に備えるために、国の保険制度に加入するための「保険料」です。
会社員は主に以下のセットになります。
・健康保険料
病院代を安くするための保険料
・厚生年金保険料
老後や障害・遺族への年金のため
・介護保険料
40歳以上が払う介護サービスのため
・雇用保険料
失業したときの手当などのため
・労災保険料
仕事中のケガや病気の補償のため
このうち、労災保険料は会社が全額負担するため、給与明細には「控除」として表示されないことも多いです。
<社会保険料はどうやって計算されるの?>
社会保険料は、「標準報酬月額」と「保険料率」で計算されます。
標準報酬月額とは、毎月の給与などの報酬を区切りのよい幅で区分したもので、基本給だけでなく各種手当も含まれます。
また、標準賞与額とは、賞与の税引前の総額から千円未満を切り捨てた額のことです。
会社員が加入する社会保険は、基本的に「会社」と「本人」で折半します。
例えば、健康保険料や厚生年金保険料は、決まった保険料率を「標準報酬月額」に掛けた金額を、会社と本人で半分ずつ負担します。
以下が主な保険料の計算方法です。
・健康保険料
標準報酬月額 × 健康保険料率
従業員と会社で折半
・介護保険料
標準報酬月額 × 介護保険料率
40歳以上65歳未満の人が対象、従業員と会社で折半
・厚生年金保険料
標準報酬月額 × 18.3%
従業員と会社で折半(本人負担は9.15%)
・賞与に係る保険料
標準賞与額 × 各保険料率 ÷ 2
健康保険は年度累計573万円、厚生年金は1回あたり150万円が上限
<社会保険料と国民健康保険料の違い>
「社会保険料」と「国民健康保険料」は混同されやすいですが、
「社会保険料」は会社員や公務員など、勤務先を通じて加入する人が対象なのに対し、
「国民健康保険料」は、自営業、フリーランス、パートで社会保険に入っていない人、退職して会社の健康保険をやめた人などが、市区町村が運営する国民健康保険に加入して支払う保険料です。
国民健康保険料の特徴は
・原則として全額自己負担
・前年の所得や世帯人数などをもとに、市区町村ごとに計算方法や料率が決まっている
・納付書や口座振替で、自分で支払い
となっており、ここも社会保険料との違いです。
<まとめ>
社会保険料は、普段はあまり意識しないかもしれませんが、
いざというときに私たちの生活を支えてくれる大切な制度です。
給与明細の「控除額」だけでなく、その意味も少し意識してみると、
社会保険の仕組みがより身近に感じられるかもしれません。
新社会人の方もベテランの方も、この機会に改めて確認してみてはいかがでしょうか。
投稿日:2026/6/4
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