電子化の波が来る!!年末調整について
年末調整と聞くと、面倒くさい、難しいとお思いになる方もいらっしゃるかと思います。とはいえ、多く払っている所得税の還付を受けたり、来年の住民税を計算するうえで必要な作業です。少しでも内容が分かることで、そういった思いが和らげられると幸いです。
そもそも年末調整とは、源泉徴収された税額の年間合計額と、その年の納税額を一致させる精算の手続きです。
年末調整を行うことでその年の所得税の納税が完了することになります。
もし年末調整を行えなかった場合、確定申告を行い納税額を決定しなければなりません。
さて、今年の年末調整での変更点は、大きく2つあります。
1.申告書の押印欄の廃止
押印欄が廃止された理由は税制改正により、税務署への提出書類のほぼすべてで押印が不要になったためです。
2.年末調整の電子申告が可能に
令和3年の年末調整では、電子申告が可能となりました。専用のアプリが必要ではありますが、パソコンでもスマートフォンでも申告書への入力が行えます。
電子申告を行う上でのメリット、デメリットをお伝えします。
ここまで年末調整の電子化におけるメリット・デメリットを紹介いたしましたが、控除証明書等の電子化も始まり、電子帳簿保存法が改正されたように、日本全体として電子化の動きが大きくなってきています。
私たちの事務所でも、今年は国税庁のアプリを使用し、年末調整の申告書を作成しました。電子化と聞くと身構えてしまいますが、実際にやってみると意外と簡単に作成することができました。
少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ一度アプリを使った申告に挑戦してみてください!
投稿日:2022/1/11
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